うつによる「貧困妄想」はきつい

日記
うつになった時、異常に経済的な不安に襲われたことはないですか?

もちろん、実際に困窮していたり借金が気になったりすることもありますが
普通に「衣・食・住」に困らない範囲で生活できているのに
「この先が不安だ・・」「急に仕事をクビになって家賃をはらえなくなるかも・・」と
漠然とした不安に襲われることが私は多々ありました

フルタイムで働いて収入はあるのに不安に襲われる

私は30代の初めにうつになってしまったのですが、当時はフルタイムの契約社員でした
給料は普通?15万円以上20万円以下のラインでした(ボーナスはなかったけど)

その時は病院もかかり始めたばかりだったので「自立支援医療制度」に申請もまだでした。
月2回程度で通院していたので5000円~1万円くらいが月に医療費として必要な感じ。

それでも賃貸とはいえ、十分に一人暮らしできる収入だったのですが
今考えると常に「お金に困っている」という不安に囚われていました。

必要以上に不安になるのはうつの症状かも?

お金の管理はあまり得意ではありませんでしたが、それまではきちんと生活していました。

しかし、うつの症状がひどくなるにつれ、不安から「勉強しなきゃ!」「何かスキルをつけなきゃ!」
と異常な焦りが出てきてしまい、技術書やら通信教育などに手を出しました。

その支払いが重なり、不安からさらにうつが悪化
もちろん勉強はできる状態ではありませんでしたので、教材だけがたまっていきました
そして当時は流行しだした「ネットで稼ぐ」系のセミナーやら何やら

あきらかに無駄な集会やセミナーに顔を出してた気がします
不安から「何かしら」を探していたのですね

周りに相談すればよかったのかもしれない

私は「うつ」に関して相談する人がいなかったので、自分で自分を追い詰めていました

不安から実家の母に電話で相談しても「私には何もできないよ~」と言われました
母も困惑してたと思います(今は理解してくれています)

今考えると、何かしらの福祉制度を利用して相談すればよかったかもしれないです
地域や病院によっては「ケアワーカー」さんに相談できるようです
就労移行支援施設で知り合った人は、病院にかかると同時にケアワーカーさんを
紹介してもらっていました

使える制度は使いましょう! 知らずに苦労するのは損です

下手をすると経済的な不安や焦りから消費者金融などでお金を借りてしまうこともあり得ます!
もちろん、きちんと返済できれば問題は無いのですが
簡単に借り入れできるだけに「衝動買い」をしやすくなってしまいます

金銭不安からオーバーワークになることも

さらに月日が経って、フルタイムから短時間勤務に変えてもらったのですが
ここでも不安から無理な「ダブルワーク」を始めました

確かに短時間勤務の給料だと10万円ほどになるので、不安が大きかったのです

結局、短時間勤務の後、平日の夜は近所の飲み屋さんで
土日も夜のアルバイトを始めました
完全にオーバーワークです、正直このころの生活は荒れていました

お金は少し貯まりましたが、身体が参ってしまったため半年ほどでお昼の仕事だけに戻しました

すると体調も徐々によくなり、フルタイム勤務もつらくなくなりました

この後、またいろいろな事があって現在のように「障害年金」とパート生活するようになったのですが
とりあえず福祉制度に助けられたことで不安は和らぎました