一般から障害者雇用へ切り替えた時のこと

雇用の切り替え失業・再就職
kagumama
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私は過去に「一般雇用」から「障害者雇用」に

雇用条件を変えてもらいました

当時、周囲からは「勝手に悩んだり怒ったりする変な社員」と映っていたでしょう

考えてみるとかなり仕事場でイライラしてたと思います

上司と対立、社内ニートに

この会社に入社した時点で「うつ」に罹患していたのですが

この前の職場がかなり厳しい会社で、無理な日程で作業させられていました

そこで耐え切れず、転職した会社でした

コールセンターのバックオフィス業務だったのですが、前職よりは業務内容も簡単に思えました

最初は単純な作業だけの部署でしたが、配置換えで別の部署に異動

うつの反動からくる軽躁状態だったのか、
自分の上司に対して「もっと仕事しろよ!」とイライラしていました

それが重なることで上司からは仕事を渡されず、社内ニート状態

さすがに上に訴え、そことは別部署の仕事をもらい、こなしていきました

上司と対立

「ちゃんとやっているのに!」溜まるストレス

そんな毎日が続き「自分は会社に必要が無い存在だ・・」「私が悪い」と自分を責めるようになりました

自責の感情が繰り返し浮かんで、出勤もままならなくなりました

自分にも会社にもイライラ、だけど生きるために働かないといけない

症状は身体にも出てしまい倦怠感のため仕事も進まない

薬の副作用で眠気がひどく、何度も早退しました

人事部の長に相談、障害者雇用で再契約

当時の人事部の長だった人に「うつで苦しい」と相談

障害者手帳を持っていることを伝え、1日5時間勤務をすることになりました

その際、「障害者雇用」として契約書と手帳のコピーを提出しました

社員数が多い会社だったので、法定雇用率を満たすために「障害者」として申請したようです

法定雇用率の規則がなければ「解雇」に追い込まれていたと思います

人事部と上司のみが知る「一部オープン」の就労

最近はあまり見かけなくなりましたが、当時の障害者求人には

「人事部のみにオープンにして現場では一般就労と同じように働く」形態です

私の立場は「まさに」それでした(シークレット就労と言います)

本来の勤務時間は10時~19時だったので、出勤時間を午後からにして14時~19時までの就労となりました

が、これに対して現場で文句を言う人が出てきます

事情を知らない、他部署の人からは「昼からゆっくり出勤なんていい身分だ!」など

聞えよがしのイヤミをたくさん浴びせられました

ストレスがたまる

コールセンターの中にバックオフィスがある会社だったので

テレオペのおばさんたちが事務方の悪口や文句を言って発散するのが当たり前なのです

それでも「生活のためだ」と思いスルーするよう心掛けていました

障害者を雇用する企業のメリットは?
障害者雇用を行う企業がもらえる「助成金」の一部について書きました。 「障害者」として働くことに負い目を感じることがあれば「助成金」を会社に与えていると思えば気も楽だと思います。

8時間勤務に戻すも退職

生活が少し落ち着いたこともあり、8時間勤務に戻してもらいました

しかし、他の部署からの文句や嫌がらせ(と感じていた)ことに納得がいかず

しばらくして退職しました

退職後「戻ってきませんか?」と人事からの電話

別の会社で働きはじめ(一般雇用です)しばらくしてから先の会社から電話が入りました

人事部からで、聞くと「(私を社内ニートにした)〇〇さんが退職したため、システムをわかる人がいなくて困ってる」

とのことでした

ちょっとだけプログラミングを行う部署だったため、前任者がいなくなり誰も使える人がいなくなったのです

その時勤務していた大手賃貸管理会社でも仕事や人間関係がきつく「辞めたい」と思っていたので

数か月後に退職、元の会社に「障害者雇用」で再就職しました

とりあえず慣れた仕事をする

社内の人はあまり入れ替わってなかったので、すんなりと仕事に慣れることが出来ました

その時にいた上司は私が「障害者雇用」として勤務するので

業務量を増やさないようにしてくれてました

上司が何人も入れ替わり、業務量も増加

私が戻ってしばらくしてから、部署内でもめ事が起こるようになりました

なるべく関わらないようにしていたのですが、なんとも・・

部署のまとめ役の女性社員が契約を打ち切られたため、人間関係が荒れ始めたのです

パートから社員になった女性が、自分よりも後から入社した女性社員に対して

「生意気だ!」と色々な嫌がらせを始めたのです、それを見るのもストレスです

ややこしい事態に嫌気が差したのか、その頃の上司も急に退職

さらには会社の「変革」という名のもとに、病気に理解を示していたセンター長まで入れ替わることに・・

部署の上司、長に外部から新しい人が入り業務内容もぐちゃぐちゃになりました

社員が次々に退職、さらに増える業務量

そんな混乱した状態なので退職する社員が後を絶ちませんでした

しかし、給料は一般の社員と変わらず、待遇が良かったので私は続けました

次の仕事を見つける自信も無かったからです

残業時間がハンパ無く増えていく状態に身体が悲鳴を上げ始めました

過労

「障害者雇用への配慮」を知らない上司

新しく外から来た上司は私より若い女性社員でした

障害者雇用の話は知らなかったようで

私は障害者雇用で勤めているので、業務量やおかしな態度をとる人がいるのはツライ」と

女性上司に直接伝えたところ

「障害者雇用に対する配慮って、そういうものとは違うんじゃない?」と言われました

身体の障害に対する分かりやすい配慮は知ってても、精神障害への配慮はわからないのです

新しいセンター長もそうでした

結局、「ここでは何も変わらない、自分が追い詰められる」と思い人事に相談

それでも「人は増やせない、何とか工夫して業務をこなしてほしい」としか言われませんでした

「配慮のある職場」は「人的余裕が無い職場」には存在しないのです

役職に就く人には「精神障害者雇用」に関しての教育をしてほしいものです

まとめ:障害者雇用はオープンの職場がいいと思います

今の職場も「クローズ就労」なのですが、前の会社のように「一部オープン」だと

契約上だけが障害者雇用で、実務は一般と同じように扱われることも

これだと「クローズ就労」と何ら変わりません

就労移行支援施設に通って感じたことですが

周囲にも同じ障害を持った人がいてくれれば

障害を負い目に感じたり、孤独だと思うことは少なくなると思います

オープンにできる障害者雇用が

もっともっと増えることを願います